以前当社で販売し、お客様が大切にしてくださっていた極上DR30が入庫しました。元々販売台数の少ない後期鉄仮面のRSで、ターボ車とは違ったエンジンの脈動を楽しめるナチュラルアスピレーション(NA)のFJ20E型エンジンを搭載したモデルです。RSのマニュアル車にはRS-Xの設定がないことからも純粋にスポーツカーとしてドライビングを楽しむ1台という位置付けを設計者である櫻井眞一郎さんがしたのだろうということが垣間見れる1台です。
現車は、販売時のコンディションはオリジナルで状態も良かったのですが、前オーナさんのこだわりで有名レストアショップにすぐに入庫し、ボディーのフルレストア施工しました。一般的にフルストリップと呼ばれる完全にボディーから全てのパーツを外し、地金まで塗装を剥いでレストアするという本格的なレストアに2年以上の期間を要し、このスカイラインは完成しました。
その後、ボディーカバーをかけ、また密閉されたガレージに保管されていたこともあり、レストア当時からおおよそ10年が経過した現在も施工当時のコンディションをキープしております。
レストア時にはヘッドライト/テールランプ/アウタードアハンドル/キーシリンダーセット/アンテナ/各ウェザーストリップ/各モール/エンブレム(列挙しきれないほどのパーツが他にも多数装着済み)などのパーツが惜しげもなく投入され、純正パーツが入手困難な今日、過去にレストアされ、保管されてきたこの車両の存在意義はとても高いです。
内装はステレオ以外完全ノーマルをキープ。元々のコンディションが極上だった車両ですので、現在でも内装のコンディションは「申し分なし」としか言いようがありません。
走りを楽しむ車両としての位置付けを心得ていてくださった前オーナーさんはアラゴスタ車高調/タコ足/FGKステンレスマフラー/RSワタナベエイトスポーク(16インチ)/ポテンザS001と嗜好性の高いスポーツパーツの装着をし、よりこの車両を楽しめる1台として完成させてくださいました。
「大切にしてくださる方に乗っていただけたら」とユーティリタスに売却くださったこの1台、スカイラインを愛し、このコンディションを保全できるあなたにぜひ乗っていただきたい1台です。